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Hana Japanese Spa まるで温泉!セレブ層を惹きつけるテヘランの日本式高級スパ

Hana Japanese Spa まるで温泉!セレブ層を惹きつけるテヘランの日本式高級スパ

鳥居の門をくぐって石畳の敷地内を歩き、玄関横に飾られている日本の振袖着物を眺めながら、和風の戸を引くと、そこには昔懐かしい狸の置物や「いらっしゃいませ」と書かれた暖簾、落ち着いた木製家具が目に入ります。日本の小綺麗な旅館のレセプションそのものが目の前に広がり、海外で生活する日本人なら誰しも思わず笑みがこぼれることでしょう。

3年前にイランの首都テヘランにオープンしたこの日本式スパ「Hana Japanese Spa」は、テヘランに住むセレブ層の癒しの場となっています。

イランの首都テヘランにオープンしたこの日本式スパ「Hana Japanese Spa」

館内では日本の可愛い浴衣を纏い、4つの効能の異なる温泉やドライ&ミストサウナのあるスパ、プロによる垢すり、フィッシュセラピー、日本人エステティシャンの施術も受けられるマッサージルーム、リラクゼーションとメディテーション(瞑想)に効果的なソルトルームや岩盤浴ルーム、畳の部屋などが利用でき、広間では日本の漫画本を読むことも出来ます。館内はまさに日本の高級な温泉旅館かつ高級エステティックサロンのようで、ゆっくりくつろぐことができる癒しの空間になっています。また、リラックスした後でお腹が空いた際には、日本料理レストランで日本食が楽しめます。

イランの首都テヘランにオープンしたこの日本式スパ「Hana Japanese Spa」
※イランでは男女ともに水着を着て温泉に入ります

イランの首都テヘランにオープンしたこの日本式スパ「Hana Japanese Spa」

イランの首都テヘランにオープンしたこの日本式スパ「Hana Japanese Spa」

日本語を話すだけではなく、日本式サービスの教育を受けたスタッフのおもてなしは、じつに気持ちのよい対応です。

お客さんのイラン人女性と記念撮影!着物がお似合いです。
お客さんのイラン人女性と記念撮影!着物がお似合いです。

「Hana Japanese Spa」のオーナーは、アハヴァーン氏という60代の実業家の方です。80年代に日本に渡り、日本で商社を立ち上げ、日本とイランをつなぐ輸出入の仕事をされていました。

日本式の温泉施設をイランに作りたいと思ったきっかけは、当時、テヘラン北東部に所有する土地があり、アハヴァーン氏はそこで何をしようか悩んでいた際に、奥さまが「日本の温泉を造ったら?」と勧めたのがきっかけだったといいます。奥さまは以前関節リウマチにかかった際に、その治療で日本の温泉での「湯治」を体験しました。日本各地の温泉巡りをして、いまではすっかりリウマチも良くなり、温泉のファンになったといいます。

その後、日本から硫黄鉱物を輸入して人工温泉を造り、エステティック&マッサージ施設などを投資して「Hana Japanese Spa」が完成しました。
現在は、利用客の比率は女性が60%、男性が40%で特に女性に人気。土曜日にはイラン国内だけでなく、外国からの客も増えています。入館料は18万トーマン(約6,000円強)と現地からすれば決して安くはありませんが、顧客にカードやギフトを送るなどのコミュニケーションやサービス向上を心がけており、ファンを獲得しています。

オープンから3年間営業してきて、最近ではリピーターが増えて経営も好調。近い将来、シーラーズ(イラン南部のペルセポリスなどがある観光地)やイラン北部での支店設立も計画しているといいます。

大都会テヘランの交通渋滞や喧噪から離れ、日々のストレスを日本式スパで解消するというサービスの提供は、イスラム圏の国々へのチャレンジでもあります。利用客の満足度も高く、このテヘランから日本の古き良き伝統文化である「温泉文化」がさらに広がっていくことでしょう。

Hana Japanese Spa

Hana Japanese Spa
https://spahana.com/

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