World Topics Shanghai, CHINA
大世界 上海の「無形文化遺産」がテーマの体験型エンタメ博物館!

大世界 上海の「無形文化遺産」がテーマの体験型エンタメ博物館!

戦前、上海は「魔都」と呼ばれていました。
金子光晴や谷崎潤一郎など日本の名作家も、魅惑的で妖しい当時の上海の様子を書いています。その「魔都」の象徴だったのが、1917年竣工の「大世界」でした。アヘン窟、演芸場、賭博場などが集まる社交場として利用された複合ビルです。戦後、「大世界」は浅草の花やしきのようなレトロな遊園地に路線変更しますが、惜しまれつつも2003年に閉園。その後10年以上、街の一等地にありながら閉鎖されたままになっていました。

そんな「大世界」が2017年春にリニューアルオープン!話題になっています。
リニューアル後のテーマは「無形文化遺産」。上海の近代史を伝える体験型エンタメ博物館に生まれ変わったのです!

大世界 上海の「無形文化遺産」がテーマの体験型エンタメ博物館!

大世界 上海の「無形文化遺産」がテーマの体験型エンタメ博物館!

大世界 上海の「無形文化遺産」がテーマの体験型エンタメ博物館!

さっそく行ってみると客層の8割以上が地元の高齢者。レトロ遊園地時代は自分の子どもを連れて出かけ、さらにその前の時代は「危ないから近づいてはダメ」と親に言われていた世代かもしれません。

新しくなった「大世界」には、彼らを惹きつける見どころがいっぱい。無料で昆劇や越劇(中国の古典演劇)の長編を鑑賞できるほか、孫と参加できる民芸品作りのワークショップ、VR(仮想現実)技術で1930年代の上海を散歩できるアトラクション、ベテラン職人たちの技を間近で見られる実演コーナーなど、歴史と現代を見事に結びつけたユニークな体験を提供しています。

大世界 上海の「無形文化遺産」がテーマの体験型エンタメ博物館!

大世界 上海の「無形文化遺産」がテーマの体験型エンタメ博物館!

大世界 上海の「無形文化遺産」がテーマの体験型エンタメ博物館!

大世界 上海の「無形文化遺産」がテーマの体験型エンタメ博物館!

まさに「地元上海人のためのテーマパーク」です。仲間とワイワイ思い出を語り合いながら館内を歩く、彼らの笑顔が印象的でした。

都市の歴史・遺産を楽しく現代の人に体験してもらう、「大世界」のコンセプトがあっぱれです。かつて魔都の象徴だった社交場が新しいかたちで現代に生まれ変わり、これからも末永く愛されることでしょう。

大世界
上海市西蔵南路1号
021-6320-3484

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