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Concurso Internacional de Paella バレンシア人の誇りが村を活性化!「国際パエリアコンクール」

Concurso Internacional de Paella バレンシア人の誇りが村を活性化!「国際パエリアコンクール」

みなさん、スペインの定番料理として思い浮かべるものはなんですか?
トマトの冷製スープ「ガスパチョ」や、まん丸に焼き上げる「スペイン風オムレツ」も有名ですが、やっぱり知名度は「パエリア」がナンバーワンでしょう!

パエリアの起源は、イベリア半島を支配していたアラブ人たちがスペインに稲作を持ち込み、農作業の合間に近くで手に入る野菜や肉・魚介類を米と一緒に炊き込んだものと言われています。スペイン料理の代表格として知られるパエリアは、じつはバレンシア地方発祥の郷土料理で、スペイン中どこでも美味しいパエリアが食べられるわけではありません。
バレンシア人に言わせれば「バレンシア以外のパエリアはただの米料理だ!」とまで。バレンシアの誇りであるパエリアに対する愛と情熱は計り知れないものがあります。

Concurso Internacional de Paella バレンシア人の誇りが村を活性化!「国際パエリアコンクール」

そんなスペイン有数の米どころであるバレンシア地方スエカでは、毎年プロの料理人が腕を競い合う「Concurso Internacional de Paella(国際パエリアコンクール)」が開催されます。スエカはバレンシア市内から電車で30分の距離。特に観光スポットや見どころもなく、地元民でさえ用がなければ素通りするような村ですが、村祭りのイベントとして始めた「パエリアコンクール」が大ヒット!地元民だけでなく観光客も多く訪れる国際的なイベントに成長したのです。

Concurso Internacional de Paella バレンシア人の誇りが村を活性化!「国際パエリアコンクール」

コンクールでは、出場チーム全員にパエリアを炊く薪、パエリアパン、パエリアの指定材料が支給され、バレンシア風パエリア(Paella Valenciana)を調理します。バレンシア風パエリアとは、ウサギ、鶏、ガラフォン豆、モロッコいんげん、カタツムリなどが入ったパエリアで、バレンシアにおいて「パエリア」といえば通常このバレンシア風パエリアを指し、これがバレンシア人のソウルフードと言えます。日本のみならず、スペイン国内の他の地域でよく見られる魚介のパエリアは、じつはパエリアの本場バレンシアではそれほどポピュラーではありません。

コンクールでは、出場チーム全員にパエリアを炊く薪、パエリアパン、パエリアの指定材料が支給され、バレンシア風パエリア(Paella Valenciana)を調理します。

コンクールの舞台となる会場は屋外。9月初めのバレンシアはまだまだ暑く、出場チームは汗だくになりながら調理をします。ガスで炊くパエリアとは違い、微妙な火の調整が必要になる「薪使い」も重要なポイントです。
見学者は恐れ多いことに出場チームのプロの料理人たちに対して、「もうちょっと火を強くしなさいよ!」、「もうお米を入れてもいいんじゃない?」と、我こそがパエリア奉行なりと堂々と意見します。こんなバレンシア人のパエリアに対する熱い姿勢を観察するのもお祭りの醍醐味のひとつなのです。

残念ながらコンクール出場チームが作ったパエリアは、すべて審査に回されるため一般人は試食することはできませんが、お祭り会場には地元の飲食店が多くの屋台を出すため、本場のパエリア、タパス、ピンチョス、生ハムなどを格安で楽しむことができます。

Concurso Internacional de Paella バレンシア人の誇りが村を活性化!「国際パエリアコンクール」

残念ながらコンクール出場チームが作ったパエリアは、すべて審査に回されるため一般人は試食することはできませんが、お祭り会場には地元の飲食店が多くの屋台を出すため、本場のパエリア、タパス、ピンチョス、生ハムなどを格安で楽しむことができます。

屋台で直接お金のやり取りをする必要はなく、会場で販売されているチケット(1枚1.50ユーロ)を必要な枚数購入し、チケットと料理を交換するシステムであるため、料理の受け渡しもスマートで、スペイン語が分からない外国人にも大人気のイベントです。また会場では、毎年無料のビールや清涼飲料が協賛企業からふるまわれ、伝統音楽の生演奏などもあいまって、毎年大盛況!

年に一度、パエリア発祥の地の小さな村が熱狂する「国際パエリアコンクール」をぜひ一度体験してみてはいかが?

Concurso Internacional de Paella
http://concursodepaella.com/

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