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The Lowline 世界初!ニューヨークで進む地下の巨大ソーラーパークプロジェクト

The Lowline 世界初!ニューヨークで進む地下の巨大ソーラーパークプロジェクト

地価が高騰し続けるマンハッタンに、緑豊かな新しい公園ができる ― ニューヨークをよく知る人には、そんなニュースは到底想像もできないかもしれません。

マンハッタンのローワーイーストサイドは昔から移民の街と呼ばれ、グラフィティや古びた建物なども目立つ場所。ただ、最近では活気ある若者が集まるバーやカフェなども増え、ある意味ニューヨークらしいユニークなエリアになってきました。そんな地上の活気をよそに、じつはこのエリアには地下に70年前に閉鎖されて久しい、トローリーの巨大ターミナルが眠っています。

2009年に、廃止された鉄道線路を再利用した空中公園として一躍人気観光スポットとなったのは「ハイライン(High Line)」ですが、いま、この廃ターミナルの広大な地下空間を活かして、緑豊かな公園を造ろうというのが、世界初の地下ソーラーパーク「ローライン(The Lowline)」なのです!

ローラインでは、屋上に設置したコレクターと呼ばれる太陽光採光装置で、一日中1秒単位で太陽の動きを追い、光を集めます。その太陽光は30倍に濃縮され、ケーブルを通じて地下へと送り込まれます。その光は地下空間の六角形を組み合わせた天井パネルに反射して地下公園を明るく照らし、それによって植物が育ち、地下に巨大な緑地公園を造り出す、という壮大な計画です。

2015年10月から2016年3月まで、その地下ソーラーパークの実験エリアの一部を「ローラインラボ」として一般に公開していて、現在は、地上の空間を黒幕で覆い、疑似環境下で約3,000種の植物を実際に太陽光で育てながら、どの植物が地下で育てるのに適しているかの実験を行っているようです。この実験が成功すれば、いよいよ地下に眠るターミナルは長い眠りから覚め、世界初の巨大な地下ソーラーパークとして生まれ変わる道に歩み出します。
全面オープンは2020年の予定。70年前の歴史あるターミナルと、最新のテクノロジーで育てられた自然が見事に融合した未来的な地下公園を見るのがいまから待ち遠しくてなりません!

The Lowline 世界初!ニューヨークで進む地下の巨大ソーラーパークプロジェクト