WORLD Feature Dubai, UAE
Dubai Parks and Resorts
世界のコンテンツが凝縮、砂漠に広がる超ド級エンタメパーク!

Dubai Parks and Resorts

アラビア半島のアラビア湾沿岸に位置する、アラブ首長国連邦の中心都市ドバイ。 灼熱の砂漠に浮かぶ近未来的な摩天楼やビーチリゾート、イスラムの伝統衣装をまとった人びと、潤う国家と豪華絢爛な暮らし…。

日本で一般的にイメージされるドバイの姿は実際に想像に違わぬ部分もありますが、この都市の真のユニークネスは、独自の歴史的、地理的要因から育まれた国際性と都市ビジョンのスケールにあります。はるか昔からヨーロッパ、アフリカ、アジアの交易拠点として、商業や文化が交わった土地。そして、油田発見を機にわずか数十年で一躍世界の表舞台に躍り出た国際都市です。

街を歩いていて特に目を見張るのは、驚くほど多様な人種と、食・ファッション・コンテンツなど世界中から集まった文化的多様性。乱立する超巨大モールはまさにエンタテインメントの宝庫です。アラブの伝統文化が脈々と受け継がれながらも、世界中のエンタテインメントが人種や宗教を超えて融合し、ドバイを一大エンタメ都市として形成しています。

世界一、世界最大、世界唯一・・・豊かなUAE国民(エミラティ)と世界中から集まる人びとを満足させるため、この都市では常に第一級のエンタメコンテンツが求められています。そのスケールは私たちの想像をゆうに超えます。

今回のEdeaでは、そんな規格外のエンタメが凝縮されたドバイに新たにオープンした巨大テーマパーク「Dubai Parks and Resorts(ドバイ・パークス&リゾート)」を取材(2016年12月完成)。2020年には万博を控え、国を挙げてさらなる変化の時を迎えるドバイ。まるでこの都市のスケールやビジョンをそのまま体感できるような、超ド級エンタテインメントをご覧あれ。

取材:2017年7月
協力:Dubai Parks and Resorts

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超国際都市ドバイ

超国際都市ドバイ

「Dubai Parks and Resorts(ドバイ・パークス&リゾート)」の紹介に入る前に、まずはドバイという都市の背景を簡単に振り返ってみましょう。

ドバイのあるアラブ首長国連邦(United Arab Emirates、以下UAE)は、7つの首長国から構成される連邦国家です。世界地図を広げてみると、ヨーロッパ、アフリカ、アジアのちょうど真ん中あたりに位置しています。国連による世界地理区分では西アジア(Western Asia)に、日本でいわれる地域概念としては中東(Middle East)の国というイメージが強いかもしれません。
首都は政治の中心地アブダビですが、近年めざましい発展を遂げてきた経済の中心都市ドバイに世界的な注目が集まっています。

実際に訪れてみると、この都市の複雑さと独自性を感じることになるでしょう。それはこの都市が歩んできた歴史によって形成されてきたものです。
はるか古来よりヨーロッパ、アフリカ、アジアを結ぶ商人たちの交易の拠点として栄え、幾度の植民地支配の歴史を経て多彩な文化が混じり合ってきました。1966年に大きな転機となる海底油田が発見され、1971年12月には英国領から正式に独立、アラブ首長国連邦として歩み出すことになります。

石油の発見以前は、国土のほとんどを砂漠に囲まれた資源の乏しい国で、漁業や真珠の輸出を主産業とする小さな漁村だったというドバイ。つまり、わずか半世紀にも満たない国の歴史のなかで驚くべき変貌を遂げてきたのです。
とかく石油大国と思われがちですが、じつはドバイは聡明なリーダーのもと、はやくから石油依存型経済の脱却を目指して70年代から大規模なインフラ整備をはじめ、国際的な貿易・商業都市になるべく外国企業の誘致や投資、文化を受け入れる政策に舵を切ってきました。ドバイの大きさは日本の埼玉県ほど。そこに現在では270万人を超える人口を抱え、世界中からヒト・モノ・カネが集まる真の国際都市に発展しました。人口構成も自国民はわずか2割程で、なんと人口の8割を外国人が占めるという超インターナショナルな社会です。 有限な資源に頼らない産業を作るため、一大観光都市として積極的な開発と海外へのアピールを続けており、いまでは年間観光客数は約1,530万人(2016年)を数える、世界を代表する観光都市の仲間入りを果たしています(2016年、ドバイ国際空港の国際線利用客数は8,360万人で連続世界一を記録)。

(左)ダウンタウン・ドバイの夜景 © Artur Begel / Shutterstock.com (右)外国人在住者が集まり開発が続くマリーナ地区
(左)ダウンタウン・ドバイの夜景 (右)外国人在住者が集まり開発が続くマリーナ地区

(左)港湾として古くから栄えたドバイ・クリーク ©Laborant / Shutterstock.com  (右)旧市街ディラ地区にあるスパイス・スーク
(左)港湾として古くから栄えたドバイ・クリーク (右)旧市街ディラ地区にあるスパイス・スーク

中東随一の国際都市に生まれ変わり、世界中から集う人びとを惹きつけるドバイ。
主要な観光・レジャースポットとして、世界最高層ビルのブルジュ・ハリファをはじめ、数々の巨大モールやビーチリゾートは世界が知るところとなりましたが、そんなドバイで満を持して完成した新たなテーマパーク「Dubai Parks and Resorts」とは、いったいどのようなものなのでしょうか。