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BRICK END ~Welcome to Brand New“YOKOCHO”!~

BRICK END ~Welcome to Brand New“YOKOCHO”!~

日本各地に存在する「横丁」文化。その起源は江戸時代に整備された町割とも、終戦直後に自然発生的に生まれた闇市とも言われています。表通りから横へ入った裏路地に小さな飲食店や商店が連なり、生活に必要な食材や物品を得る場所であるとともに、人びとが集い交流を楽しむ拠り所として各地で花開きました。

時代の流れとともに都市開発や生活スタイルの変化が進み、昔ながらの横丁が消えゆくところも多いですが、逆に近年あらためて古き良き「横丁文化」を新しい視点でとらえて発信したり、地域に新しい世代が加わって活気を取り戻している動きも見られます。また、海外のガイドブックや口コミでも「日本のリアルな生活文化を体感しながら美味しい食事を楽しめる場所」として横丁が紹介され、多くの外国人観光客でにぎわうようになっています。

陽が落ちたあと、一日の終わりに人びとが集い、美味しい食事とお酒、出逢いと交流を楽しむ「横丁エンタテインメント」。今回の特集では、新しいコンセプトで誕生した“YOKOCHO”と、昔ながらの横丁文化に新しい世代が加わってにぎわう地域の2つの事例を取り上げます。

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【恵比寿 BRICK END】

大人の社交場

【恵比寿 BRICK END】大人の社交場

2016年10月、東京・恵比寿ガーデンプレイスの一角に、“大人の社交場”をコンセプトにした新しいスタイルの横丁酒場「BRICK END -STAND YOKOCHO-」がオープンしました。恵比寿ガーデンプレイスといえば、都心にありながらヨーロッパを思わせる緑あふれる開放的な敷地に様々なレストランや商業施設が入り、華やかな冬のイルミネーションも印象的です。そんなガーデンプレイスに“横丁”!?と驚いた方もいるでしょう。

BRICK ENDがめざしたのは、昔ながらの横丁に新しい時代を融合させた、これまでにない個性的な“YOKOCHO”でした。敷地内の東京都写真美術館と、隣を走るJR山手線の線路の間にある細長い路地スペースに、それぞれ特徴的な5つの店が軒を連ね、恵比寿という街に溶け込む大人の社交場として誕生したのです。

今回は3つのお店にお邪魔しました。

THE GREAT BURGER STAND

THE GREAT BURGER STAND

横丁にハンバーガー!というのもBRICK ENDならでは。2007年に原宿の裏路地にオープンし、行列の絶えないグルメバーガーの代表格「THE GREAT BURGER」のニューコンセプトショップとして「THE GREAT BURGER STAND」がオープン。一番のオススメメニューという、肉厚のベーコンと濃厚チーズがとろけるベーコンチーズバーガーはディナーにもぴったり。このお店は原宿とは異なり“大人のファストフード”がコンセプトで、仙台産の牡蠣も取り扱っているので、オイスターバーとして利用するのも粋です。

THE GREAT BURGER STAND

THE GREAT BURGER STAND

営業時間:11:30~23:00 / 定休日:なし / 電話:03-6886-8156

賛否両論 KAKUUCHI

賛否両論 KAKUUCHI

“日本料理をもっと身近に、もっと楽しく”をモットーに展開する、恵比寿の大人気日本料理店「賛否両論」の姉妹店としてBRICK ENDに登場した「賛否両論KAKUUCHI」。シェフである笠原将弘氏に依頼したところ、BRICK ENDのコンセプトに共感してもらい出店が決まったといいます。このお店のスタイルは、多彩なおばんざいとお酒をそろえ、お客さんが好きなものをチョイスして気軽に呑んでいってもらえる居酒屋になっています。

賛否両論 KAKUUCHI

賛否両論 KAKUUCHI

営業時間:17:00~23:00 / 定休日:日曜 / 電話:03-6409-6050

MUSIC BAR berkana

MUSIC BAR berkana

“MUSIC BAR”の名の通り、JAZZや日本の古き良きPOPSを中心に様々なレコードを聴きながらお酒を楽しめるバー「berkana(ベルカナ)」。DJブースも備えています。JR山手線を見下ろす窓際に延びる約11mのバーカウンターや、日本各地のクラフトビールをそろえたタップなど、ひと味違った大人の恵比寿の夜を過ごせるはずです。

MUSIC BAR berkana

MUSIC BAR berkana

営業時間:17:00~26:00 / 定休日:なし / 電話:03-6277-3786

恵比寿の夜のにぎわいの場に

恵比寿ガーデンプレイスに新しいスタイルの横丁「BRICK END」が誕生したきっかけはどのようなものだったのでしょう。開発を手がけたサッポロ不動産開発株式会社のマーケティング部課長・木村敏之さんと企画部兼マーケティング部課長代理・大木梨江さんにお話を伺いました。

開発を手がけたサッポロ不動産開発株式会社のマーケティング部課長・木村敏之さん

より大人が楽しめる街に

“恵比寿ガーデンプレイスはおかげさまで2014年に20周年を迎えました。もともとサッポロビールの工場跡地だったこの場所に、都会のなかでも緑があふれ、地域の人に開かれた新しい複合商業施設をつくろうという目的で誕生し、それから恵比寿は大人が集う街として変化してきました。開発・運営を手がけてきた私たちには、恵比寿という地域のパイオニアとしての歴史があります。
20歳を迎えた恵比寿ガーデンプレイスとして、恵比寿という地域に新しいメッセージを発信しよう、地域との関係を深めよう、という時に、やはり私たちが選んだのは、恵比寿をより大人が楽しめる街にし、この場所をコミュニティのひとつの拠点にしたいというものでした。そして、“バリューアップ”という考え方のもと、いくつものプロジェクトが動いたのです。古くなったから変える、ではなく、既存の場所に新しい価値をつくる、という考え方です。

たとえば、まず2015年春に恵比寿ガーデンシネマがオープンし、2016年秋には東京都写真美術館がリニューアルオープンしました。大人が楽しめる文化芸術拠点をめざすためです。また、敷地内のガーデンプレイスタワーでは、入居する企業様やお客様がより特別な時間を過ごせるよう、最上階38,39Fの天空のレストラン街もリニューアルしました。この恵比寿地域で働く、または暮らす大人の方々に向けたこうした新しい価値の発信のひとつとして、BRICK ENDは生まれました”

夜に集える場所を

夜に集える場所を

“もともと恵比寿ガーデンプレイスは昼のイメージ強かったかと思います。逆に言えば、お店も早めに閉店するので、夜に集える場所がなかったのです。「どうしたら夜もお客さんに来てもらえるか」ということを考えました。ガーデンプレイスタワーのオフィステナントにも新しい企業様が増え、遅くまで働く方々にも、帰りに一杯飲めるような場所を提供できたらと思いました。そうして、社内で検討したうえで、現在の東京都写真美術館とJR山手線の線路の間の細長いスペースを“大人の社交BAR”をコンセプトにした新しいスタイルの横丁にしよう、と決まったのです“

“恵比寿という地域に相応しい、これまでにない新しいスタイルの横丁をつくるうえで、共同プロデュースを手がけたトランジットジェネラルオフィスさんとも打ち合わせを重ね、単にオシャレなものではなく、恵比寿地域に暮らす人をはじめ幅広い客層に来てもらえるような場所にしよう、と考えました。だからこそ、入居いただく店舗は多くの応募の中からそれぞれ異なる個性的な5店舗に決まったのです”

ガーデンプレイスにスナック?!

モーゼの寄り道

“BRICK ENDの5店舗のひとつには「モーゼの寄り道」というスナックがあります。店内は昭和の昔懐かしい雰囲気で、もちろんカラオケも完備。店内では夜な夜な知らない人同士のデュエットが行われているとか(笑)
なぜスナック?!と思われるかもしれませんが、企画段階からスナックを入れよう、という話が決まっていました。ガーデンプレイスにはこれまで上品でキレイめなお店ばかりだったのですが、あえてスナックという形態のギャップを楽しんでもらおう、昔ながらのスナックで若い人も年配の方も一緒になって交流を楽しんでもらおう、そんな想いから生まれたアイデアでした。残念ながらこのお店は取材を一切お断りしているので店内の様子はご紹介できません。ぜひ行ってみてくださいね“

モーゼの寄り道

営業時間:月~土 18:00~26:00/祝日 15:00~23:00 / 定休日:日曜 / 電話:03-6721-7171

地域の人に愛される、開けた施設をめざして

地域の人に愛される、開けた施設をめざして

“恵比寿駅方面から来てガーデンプレイスに入り、BRICK ENDを抜けた先には住宅街が広がっています。以前はサービステナントが入っていたので営業終了後の夜は真っ暗な通り道だったのですが、「BRICK ENDができてから夜が明るくなったね」と住民の方から喜びの声もいただきました。
これからも恵比寿ガーデンプレイスは、地域の人に愛されることを最重要条件にして、街に開けた施設をめざしていきます。ぜひBRICK ENDにお越しいただき、恵比寿の夜を楽しんでください“